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家出少年発見強化月間
  8月に入ってから、家出掲示板など、家出に関する情報交換、家出をほう助するような掲示板は削除されているケースが多くなってきています。警察庁は9月を「家出少年及び福祉犯被害少年等の発見保護活動強化月間」と定めていて、家出掲示板もウォッチ対象になっているのでしょう。


 家出するにはいろいろな理由があるでしょう。

 たとえば、

 ・親と喧嘩した
 ・家にいるとイラつく
 ・友達といるのが楽しい

 といったものから、

 ・嫌から虐待されている
 ・虐待とまでは言わないまでも、家に居場所がない

 というものまで様々です。

 ただ、そうした「理由」によって、必ずしも家出をするわけではないのです。逆にいえば、虐待されているのに、家出をしない子どもがいた場合、SOSが出ていないという意味で危険な状況にあるのかもしれません。

 そうした家出を取り巻いている状況に変化を与えているのが、ケータイやインターネットである滅もあります。もちろん、本気の家出の場合、出たとこ勝負なので、いきなり家を出るのでしょう。しかし、その後、居場所がないときに、2〜3日でも、一週間でもいいので、宿泊先がほしい、と思ったときに、「家出掲示板」や「出会い系サイト」、テレクラをつかって、家出先を探す人もいることでしょう。あるいは、前々から知っているメル友など頼るかもしれません。

 ただ、9月は「家出少年及び福祉犯被害少年等の発見保護活動強化月間」であるためか、メジャーな家出掲示板は消滅しています。いまあるほとんどは業者が関係していると思われる、「出会い系サイト」のようなサイトが多くなっています。そのため、ケータイやネットから家出先を探すのが困難な時期になっています。

 しかしながら、そうした環境の中でも、家出をできる人たちがいる。家出常連の子どもたちにとっては9月は鬼門だということを知っている人が多いことでしょう。それでもなお、家にいたくないと思うのは、深刻です。発見され補導されるリスクを知りながらも家出をしたいのですから。

 一方で、ケータイでつながっているからといって、捜索願を出さない親もいるのはよく聞くところです。

 そんな子どもたちにとって、いったい家族とはどんなものなのでしょうか。
| 渋井哲也 | 社会 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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